定例勉強会 〜 2008年
巡礼の旅が、より実り豊かになる定例勉強会。
2008年は、聖地の歴史がテーマ。講師として関谷義樹神父様(サレジオ会・「カトリック生活」編集長)をお迎えします。ベツレヘム近くのサレジオ神学校で3年間勉強され、聖地に精通しておられる方です。
素晴らしいカメラマンでもある神父様は、美しい映像をとおして、また若々しい感性で、みことばと聖地への愛を新しい角度から語ってくださるでしょう。聖地に行きたい方にも、すでに行かれた方にも、非常に有意義な勉強会となる予定です。ふるってご参加ください。
場所 | サンパウロ宣教センター 4階( JR・地下鉄四ッ谷駅下車 徒歩2分 ) | |
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月日 | 月1回、日曜日( 1月・8月はお休み ) | |
時間 | 14時〜16時( 勉強会教会終了後、主日のミサがあります ) | |
講師 | 関谷 義樹師( サレジオ会:「カトリック生活」編集長 )・ 井上 弘子( 道の会 ) | |
参加費 | 1500円/回 | |
内容 | 聖書、映像、資料などを用いて、救いの歴史が繰り広げられた「聖書の世界」をご紹介いたします。 | |
──── 定例勉強会についてのお問い合わせは、下記までご連絡ください。 ■ 電 話:03-3379-5571(井上弘子)、049-286-6291(瀬川眞佐子) ■ メール: junrei@michi-no-kai.com |
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- 第1回
- 2月3日
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巡礼と私たちの信仰
「信仰の旅人」である私たち。だれしも一度は聖地巡礼に行ってみたいと憧れています。しかし巡礼とはどんな意味を持つのでしょうか。なぜ巡礼に行くのでしょうか。なぜイスラエルなのでしょうか。アブラハムもモーセも、そしてイエスもパウロも旅を続けました。「神との出会いの旅」という巡礼の本質について考えます。
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- 第2回
- 3月2日
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救いの歴史
神は歴史を通して人間に関わり続けます。イスラエル民族に、そして教会に。アブラハム、モーセ、ダビデ、預言者、あるいは出エジプトやバビロンの捕囚など、具体的な人物や出来事を通して、神はどのようにイスラエルの民を導き、救いの計画を成就していったのでしょうか。
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- 第3回
- 4月20日
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出エジプト
出エジプトの意味とは何でしょうか。救いを必要としているイスラエル民族に働きかける神の姿を、出エジプトの記述を通して見つめます。『死』から『命』ヘ、『闇』から『光』ヘのこの過越しの旅は救いの歴史の原点となりました。
また新しい出エジプトとは何でしょうか。預言者たちはバビロンの捕囚で苦しむ民に希望のメッセージを告げ知らせました。それはエジプト脱出の再現としての解放でした。
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- 第4回
- 5月11日
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荒野の旅
シナイの荒野、ネゲブの荒野、ユダの荒野のエピソードを見ながら、聖書における荒野の意味とは何かを探ります。なぜ神は、40年もの間厳しい荒野で、忍耐をもって不従順な民を導き、悔い改めへと招き続けたのでしょうか。それは、「人はパンだけではなく神の口から出ることばによって生きる」こと、神の憐れみと愛が最終的に勝利することを、民に悟らせるためでした。
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- 第5回
- 6月15日
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救い主の待望とイエスの誕生
救いの歴史の頂点は、みことばの受肉の神秘です。いったい何が成就されたのでしょうか。長い間イスラエルの民は、ダビデの子孫であるメシアが来ることを待望していました。神はその望みに応えるために、おん子イエスを「救い主」として、送ってくださったのです。ベツレヘムの「みどりご」のうちに、私たちに対する神の限りない愛を見ることができます。
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- 第6回
- 7月13日
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ガリラヤにおけるイエスの宣教 1
『神の国は近づいた、悔い改めて福音を信じなさい』
受肉したみことばであるイエス。その言葉、行いによる宣教はガリラヤで展開されたのです。イエスは弟子たちとともに、カファルナウム、タブハ、至福の山などのガリラヤ湖周辺、ヨルダン川の水源地方などを巡り歩き、貧しい人、罪人、病人たちに、良き訪れを告げ知らせました。美しいガリラヤでのみことばに耳を傾けます。
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- 第7回
- 9月7日
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ガリラヤにおけるイエスの宣教 2
『これは私の愛する子、これに聴け!』
マリアに天使ガブリエルの口を通して、受肉の神秘が告げられたのはナザレでした。そして人となられた神のおん子イエスが、マリアとヨゼフと、聖家族として30年間人に知られることなく過ごしたのもナザレです。カナでは最初のしるしを行い、ナインで若者をよみがえらせ、タボール山で神としての光り輝く姿を現しました。下ガリラヤにイエスの宣教の姿を追います。
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- 第8回
- 10月5日
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神の都エルサレム 1
救いの歴史におけるエルサレムの意味は? アブラハムとイサク、あるいはダビデ、ソロモンなどの歴代の王たちの姿のうちに、神に選ばれた聖なる都の運命と役割を見つめます。エルサレムは、戦争と破壊の歴史の舞台でもあり、すべてのイスラエルの人々の心のよりどころであり続けました。旧約時代のエルサレムに焦点を当てながら、地上のエルサレムだけでなく、天上のエルサレムについても考えます。
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- 第9回
- 11月9日
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神の都エルサレム 2
イエスの受難と死、そして復活の地エルサレム。それはおん父によって定められた新しい過越しの神秘、私たちの救いのわざが成就された聖なる都です。弟子たちはここから、救いの良き訪れを告げ知らせるために、宣教に旅立っていきました。
オリーブ山、ケドロンの谷、シオンの山、十字架の道、聖墳墓教会、エマオへの道など、イエスの受難と復活の道をたどります。
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- 第10回
- 12月14日
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救いの歴史は今も続く 〜 イスラエル・パレスチナの現状 〜
キリスト降誕以来2000年の歴史の流れをまとめながら、現代のイスラエル・パレスチナの紛争と『平和のプロセス』を、その延長線上でとらえて考えます。なぜ紛争は終わらないのでしょうか。平和への道はどこにあるのでしょうか。
また分離の壁や検問所、失業や貧困に苦しむ人々の実情ついてもお話しします。
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