定例勉強会 〜 2007年
ルカが描いたイエスの世界
場所 | サンパウロ宣教センター 4階( JR・地下鉄四ッ谷駅下車 徒歩2分 ) | |
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月日 | 第2日曜日( 4月は第1、10月は第3日曜日 ) | |
時間 | 14時〜16時( 勉強会教会終了後、主日のミサがあります ) | |
講師 | 鈴木信一師( 聖パウロ修道会 ) ・ 井上 弘子( 道の会 ) | |
参加費 | 1500円/回 | |
内容 | 聖書、映像、多数の資料を用いて、イエスが生きたガリラヤ、ユダヤ、エルサレムなどを紹介。ルカの目で見たイエスの人となりやその世界、「人となられた神のおん子」という神秘の意味を探ります。 | |
──── 定例勉強会についてのお問い合わせは、下記までご連絡ください。 ■ 電 話:03-3379-5571(井上弘子)、049-286-6291(瀬川眞佐子) ■ メール: junrei@michi-no-kai.com |
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- 第1回
- 2月11日
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福音史家ルカとその作品
はじめに、『福音書』と『使徒言行録』を書き残したルカ自身に注目し、彼が生まれ育った文化や時代を考察します。つぎに、ルカが書き残した二つの作品にスポットを当て、その地理的な広がりや、登場人物に注目しながら、ルカの執筆の目的を探ります。
● ルカが描くイエスの世界の地理、自然、風土などにもふれます。
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- 第2回
- 3月11日
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ルカが描いたイエスの受難と死
「自分を否認するペトロをじっと見つめるイエス」を描いたのも、「カルワリオへの道でエルサレムの婦人たちに語りかけるイエス」や、「天国泥棒とのやりとり」を書き残したのもルカでした。ここではルカが理解したイエスの受難と死の意味を探ります。
● 伝統的な十字架の道(ヴィアドロローサ)や聖墳墓教会もご紹介します。
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- 第3回
- 4月15日
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ルカが描いたイエスの復活と昇天
ルカはイエスの「復活」の福音によって救われました。イエスの復活は、ルカの信仰の原点であり、福音宣教における中心となるメッセージでした。ここではイエスの復活をルカがどのように理解したか、それに続く昇天をどのように位置づけていたかを探ります。
● 復活と昇天の場となったエルサレム、エマオ、オリーブ山などもご紹介します。
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- 第4回
- 5月13日
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ルカが描いたイエスと聖霊
ルカの二つの作品は聖霊によって貫かれています。ルカは聖霊に対してとても敏感で、聖霊の働きを豊かに体験していました。わたしたちはルカの聖霊に関する記述をとおして、ルカがどのように聖霊を体験し、理解していたかを探ります。
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- 第5回
- 6月10日
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ルカが描いたイエスと女性たち
ルカ福音書にはたくさんの女性たちが登場します。エリザベト、女預言者アンナ、腰の曲がった婦人、ナインの寡婦、罪の女などは、ルカ福音書にしか登場しません。彼女たちとイエスの出会いの記事を通して、ルカがどのように女性を理解していたか、またどのようにイエスを理解していたかに迫ります。
● 当時の女性たちの社会的地位や役割などにもふれ、現代の女性たちの姿もご紹介します。
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- 第6回
- 7月8日
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ルカが描いた祈りの人・イエス
ルカ福音書に描かれたイエスは「祈りの人」です。ここにはルカ自身の祈りの体験が反映されています。初めに、わたしたちは祈るイエスの姿を確認し、次に「ルカ福音書」に祈りに関する言及が多い理由を探ります。
● イエスの祈りと宣教の舞台としてのガリラヤをご紹介します。
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- 第7回
- 9月9日
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ルカが描いたイエスと異邦人
ルカはイエスと異邦人との出会いを大切にします。それは彼自身が異邦人であったからかもしれません。ここではルカ福音書において異邦人がどのように描かれ、イエスと出会っているかを確認し、そこに込められているルカの思いを探ります。
● 「イスラエル・パレスチナ・日本 ── 平和をつくる子ども交流プロジェクト」についてもお話します。
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- 第8回
- 10月7日
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ルカが描いたイエスとエルサレム
ルカ福音書ほどエルサレムにこだわる福音書は他にはありません。ルカが著した『福音書』と『使徒言行録』のどちらもエルサレムから書き始められています。ここではエルサレムに込めたルカの思いに迫ります。
● 旧約時代、新約時代のエルサレム、特にルカが大切にした神殿についてお話します。
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- 第9回
- 11月11日
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ルカが描いたイエスと罪の赦し
ルカ福音書においては「罪の赦し」がとても強調されていますが、その描き方が他の福音書とちょっと異なります。ルカの中では、「救い主イエス」の意味は「罪のゆるし」と密接に結びつけられています。わたしたちは、現代世界の罪に対する「イエス」の意味を問います。
● 半世紀以上続く中東紛争の実情と平和への思いについても語ります。
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- 第10回
- 12月9日
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ルカが描いたイエスの幼年時代
マリアへのお告げの場面や、エリザベトとマリアの出会いの場面は、ルカ福音書にだけ書き残されています。ルカはどのような思いでこれらの記事を福音書に書き入れたのでしょうか。これらの記事からルカ福音書の特徴を探ります。
● ナザレ、アインカレム、ベツレヘムなど、イエスの幼年時代に関わりある地をご紹介します。
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