定例勉強会 〜 2006年
マルコの見たイエスの世界
場所 | サンパウロ宣教センター 4階( JR・地下鉄四ッ谷駅下車 徒歩2分 ) | |
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月日 | 第2日曜日( 4月は第1、10月は第3日曜日 ) | |
時間 | 14時〜16時( 勉強会教会終了後、主日のミサがあります ) | |
講師 | 鈴木信一師( 聖パウロ修道会 ) ・ 井上 弘子( 道の会 ) | |
参加費 | 1500円/回 | |
内容 | マルコの目を通して見た「イエスの世界」を、聖書、映像、資料などを用いて、ご紹介します。 | |
──── 定例勉強会についてのお問い合わせは、下記までご連絡ください。 ■ 電 話:03-3379-5571(井上弘子)、049-286-6291(瀬川眞佐子) ■ メール: junrei@michi-no-kai.com |
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- 第1回
- 2月12日
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マルコが描いたイエスの世界
イエス・キリストの誕生の記述は、マタイ福音書とルカ福音書とで相違が見られますが、どちらも「ダビデの町」ベツレヘムと結びつけら最初に福音を書いたのはマルコ。
その後マタイ、ルカ、ヨハネが次々と福音を書き残しました。彼ら4人の福音書の共通点とその特徴、とりわけマルコ福音書が描き出したイエスの世界の特徴を探ります。また、その地理的背景についてもお話します。
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- 第2回
- 3月12日
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マルコが見たイエスと洗礼者ヨハネ
「神の子イエス・キリストの福音」に「荒れ野に叫ぶ声」として洗礼者ヨハネが登場します。
マルコのイエス理解のなかで、彼はどのように位置づけられているのでしょうか。
宣教の舞台となった荒れ野とヨルダン川についてもご紹介し、その意味を探ります。
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- 第3回
- 4月2日
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マルコが見たイエスの教えと奇跡
イエスは多くの病人、目の見えない人、悪魔憑きの人を癒しましたが、マルコの中では、イエスの奇跡とその教えは密接に結びついています。
ここではその視点から、マルコ福音書の特徴と傾向を探り、さらに、その背景にある当時の日常生活をかいま見たいと思います。
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- 第4回
- 5月14日
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マルコが見たイエスとユダヤ教的伝統
マルコはライオンにたとえられ、彼が描くイエスは大胆だといわれます。
わたしたちは、イエスが、安息日、会堂、神殿、その他の種々の規定など、 ユダヤ教的伝統に対してどのような態度をとっているかに焦点を絞って、マルコのイエス像を探ります。
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- 第5回
- 6月11日
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マルコが見たイエスと弟子たちの出会い
マルコが描いた「イエスの弟子たち」の歩みを確認しながら、彼の師イエス像と弟子像を探ります。
ガリラヤ湖での最初の出会いから、カファルナウムで、タボル山で、ゲッセマネで、しばしば彼らはイエスの心を理解できず、何度も叱られ、最後には師を見捨てて逃げてしまいました。
しかし、イエスは忍耐強く彼らを教育し、復活したご自分との再会に導き、全世界の福音宣教に派遣します。
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- 第6回
- 7月9日
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マルコが見たイエスと子供たち・女性たち
マルコ福音書に登場する子供たちや女性たち(母マリア、ペトロの姑、ヤイロの娘、出血の女、シロ・フェニキアの女など)の記述を確認する作業を通して、 彼らに対するイエスの態度に、マルコがどのような新しさを感じていたかを探ります。
また、当時の女性や子供がおかれていた立場やその日常などもご紹介します。
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- 第7回
- 9月10日
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マルコが見たイエスとガリラヤ
政治・経済・宗教の中心地エルサレムと対比された周辺の地ガリラヤが、 マルコ福音書の中でどのような位置を占めているかを探ります。
また、30年もの間イエスが慣れ親しんだナザレやイイズレエル、宣教のために3年間も弟子たちと駆け巡ったガリラヤは、旧約聖書のいろいろな出来事が起こった舞台でもありました。
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- 第8回
- 10月15日
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【予定変更】ドキュメンタリー映画上映「アルナの子どもたち」
10月の勉強会は「マルコが見たイエスとローマ文化」を予定しておりましたが、都合により映画上映に変更させていただきます。
この映画は、イスラエル人の母アルナとパレスチナ人の父との間に生まれ、子ども劇場の指導者であったジュリアーノが綴った記録です。パレスチナでは、国連決議に違反する形でのイスラエルによる占領が、40年になろうとしています。そのうちの10年間ではありますが、抑圧される側の子どもたちの現実を紹介する作品です。映像をとおして、多くの皆様にパレスチナの現状を知っていただけたらと思います。
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- 第9回
- 11月12日
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マルコが見たイエスの受難と死
「なぜ、神の子があのような最期をとげるのか!」
この問いにマルコはどのように答えているのでしょうか。わたしたちはマルコが理解したイエスの受難と死の意味を探ります。
また、現在の巡礼者がたどる「十字架の道」「カルワリオ」「聖墳墓教会」をご紹介します。
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- 第10回
- 12月10日
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マルコが見たイエスの復活と昇天
マルコ福音書には二つの「結び」が残されていますが、なぜ、あのような終わり方をしているのでしょうか。
マルコはわたしたちに、イエスの復活と昇天の意味について、何を伝えようとしているのでしょうか。
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